るろうに剣心 追憶編で巴は剣心に心を許してしまいますが、これでは清里は浮かばれないのではないでしょうか?^
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まず、巴が剣心に近づいた理由は、清里の敵討ちです。
最初は、剣心を憎んでいたはずでした。が、彼は人斬りでない時は、優しすぎました・・・。
(もともとは、人を斬る理由も、弱きものを助けるための新時代(維新)を願ってのものでしたし)
そういう彼に惹かれてしまったのも、ある意味では仕方ない部分があったと思います。
そこで終わっていれば、確かに清里は浮かばれなかったと思いますが、彼女は葛藤してました。清里への愛も真実だったからでしょう。
自分の敵討ちの始末をつけようと、闇乃武へ自らで行き、逆に助けに来てしまった剣心に斬られてしまう不幸にあってしまいますが、
その後、OVA版では、剣心の頬へ自らの意志で傷をつけています。清里がつけた傷と合わせて十字になるように。
これである意味では、清里への謝罪になったんじゃないでしょうか。(剣心への復讐という傷をつけた(復讐を果たした)ことで)
事実、剣心は、ずっと十字傷(巴の愛した清里を殺したこと、幸せを奪ったこと)を顔だけの傷でなく心の傷としても生きてきたわけですし。
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剣心も侍、清里も侍。
侍が侍を恨む道理などない。
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確かに清里は浮かばれませんね。
だからこそ巴は剣心と暮らしているとき、とても苦しんでいたように思います。
巴が捕らわれていた小屋の中で、最期に清里の姿を見たのもきっといろんな意味があったのでしょう。
もし、あのとき巴が助かったとしても二人は幸せにはなれなかったのではないかと思います。
剣心は巴から清里を奪ってしまった罪の意識から、巴は仇を愛してしまった罪の意識から、逃れることはできないと思います。
二人ともそれを気にしない性格ではありませんし。